【三菱電機】サーボアンプ MR-J2S-10B 修理依頼

背景と依頼内容

三菱電機製サーボアンプ、MR-J2S-10Bの修理依頼をいただきました。
このMR-J2Sシリーズは世に多く出ている機種で、メーカーサポートが切れていることもあり、弊社への依頼件数も増えています。
今回ご指摘の内容は「AL10：不足電圧アラーム」が発生しているとのことです。
サーボアンプの故障だけでなく、お客さまの環境要因（入力電圧が低い等）で発生する可能性があるアラームですので、まずは弊社の試験環境を使って慎重に調査を進めていきます。

実際に動作を確認してみると、お客様のご指摘通り「AL10：不足電圧アラーム」が発生しました。
やはりサーボアンプ自身が故障しているようです。

問題解決のポイント

基板を目視しながら回路をたどり、波形をチェックしていきます。
入力電圧に係る回路・波形は正常でしたが、一部の制御回路内の部品に異常が見られました。
部品の外観に故障や破損の痕跡は見られませんが、波形を見てみると明らかな異常が確認できます。
ここが原因とあたりを付け、その部品を購入し交換を実施します。

結果

部品交換を実施し動作確認をしたところ、AL10が発生しなくなり無事正常復帰いたしました。
サーボアンプは様々な回路が組み合わさっており、調査・修理は容易ではありませんが、お客様の大切な設備ですのでなんとか治せるよう全力でお手伝いさせて頂きます。
MR-J2Sシリーズに限らず、MR-J・MR-J2・MR-H等の三菱製サーボアンプの修理も承りますので、お気軽にお問い合わせください！