最近、ご依頼いただく基板改造の中にBGA部品のリワーク作業があります。
取り外し、取り付け作業については、通常作業で終了しますが、度々、難しいオーダーをいただきます。
BGA部品を実装するとともに、特定のピンからジャンパー線を出してほしいとのご依頼をいただきます。
通常、BGA部品と基板の間には、ジャンパー線が入れられるようにはなっていません。
そのため、高度な技術が必要になります。
BGAのボール間のピッチが狭いためジャンパー線の選定が必要となります。通常使用しているジャンパー線ではボール間に被覆が当たってしまいます。
また、BGAの取り付け時には熱風が当たるためジャンパー線が動かないように処置をする必要があります。
(1)ジャンパー線の選定
はんだボールにジャンパー線が接触しないようにエナメル線を選定。
(2)ジャンパー線の処置
基板側のパットにジャンパー線を固定、ジャンパー線がボールの中心を通過するようにしてBGAから
出したジャンパー線をテープで固定する。
※ 作業後の確認のためにX線写真のご要望も承ります。
お気軽にお問合せください。