近年、HMI(表示器)修理のご依頼がとても増えています。消耗部品が多く使われていること、通電されている時間が多い事などが理由に挙げられると思います。今回のご依頼は「電源を入れても画面が点かない」というもの。弊社の感覚では、HMI故障の症状で一番多いのがコレではないでしょうか。
過去の修理経験より、電源回路を中心に調査を進めます。
電源回路の波形をオシロスコープなどを使って調査していきます。
制御回路用と思われる電源は正常でしたが、一部、表示に関わる回路の電源波形に異常が見られました。
ここが原因とあたりを付け、当該回路の電解コンデンサの交換を実施します。(電解コンデンサは経年劣化部品です。)
部品交換の結果、無事ご依頼品の画面が表示されました。
故障したHMIを現行品に置き換えようとすると、画面の作りこみなどで大きな工数が発生することも珍しくありません。
故障が発生しましたら、諦める前に是非弊社へお問い合わせください!