関東のお客様よりトルコンチェンジャーの基板修理作業をご依頼いただきました。 お客様が遠方のために、メールと電話で症状を詳細にヒアリングします。 こちらのお話しすることを、非常に良くご理解いただける方でヒアリングが正確かつスムーズに進みます。 基板の取り付け状態から、ケーブルの接続状態、基板の高解像度写真、メイン基板以外の電源基板の写真等、様々な情報をご提供いただきました。 故障時の動作としては、7セグの数値表示がめちゃくちゃな値を表示してたとのことです。 その後、基板を当社までお送りいただき、解析をスタートしました。 基板を入念に確認したところ、致命的なダメージを負っているところはなく寿命部品の劣化によるものと判断し、それらの部品を交換するご提案しました。
寿命部品(電解コンデンサ・バックアップバッテリー・リレー)を取り外していきます。 製造から20年以上経過しているため、電解コンデンサは容量抜けしております。 問題は、5つあるリレーの交換になります。 部品が古いために、入手ができません。 メーカの後継部品を検討しますが、ピンアサインが異なるために、そのままだと実装ができません。 そのため、ユニバーサル基板を使ってピンアサインを変更する変換基板を自作しました。
部品交換及び基板清掃が完了しました。 今回の修理メニューですと、概ね10万円程度で修理することが可能になります。 確約はできませんが、この内容でオーバーホールすれば、あと5~10年は使用できると思われます。 購入すると高額な機械だと思いますので、異常がありましたらお問い合わせください。